インドビザについて 種類と取得方法 2024年最新
インド ビザ 2024年最新
インドビザには17種類あり、滞在目的にあわせて適切なビザ種別を選定し必要書類を収集・作成のうえ申請する必要があります。
また、インドビザの取得方法には3通りあり、日本出発前にインド大使館/領事館で直接申請する方法(レギュラービザ)やオンラインで申請する方法(インドe-VISA)、そして、インド到着後に申請する方法(インドアライバルビザ)などがあります。
インドビザは3年前の大幅改正後も申請時における必要書類や申請条件が予告なしにしばしば変更されています。
ビジターズサービス部では、ほぼ毎日、お客様に代わってインドビザ申請を手続きすることによって、インド大使館や領事館から最新のインドビザ情報を入手し、本サイトへその内容を詳しく且つわかりやすさに重点を置き日々フィードバック更新しています。
1.インドビザの種類
インドビザは、大別すると以下の通り17種類あります。
東京インド大使館や大阪インド総領事館、福岡インド領事館(2024年秋から運用開始予定)では、下記に掲げる17種類すべてのビザ申請ができます。
大使館、領事館で発給されるビザは、「レギュラービザ」といいます。
一方、大使館、領事館を介さずインド政府サイトで直接オンライン申請するビザを「インドe-VISA」といいます。
インドe-VISAは、観光、短期商用、国際会議参加(2018年11月28日から)、短期治療目的の渡航に対応しています。
1-1.インドレギュラービザ 在日インド大使館・領事館で申請できるビザとお申込み
インド国外の大使館・領事館のインド領事の判断により発給されるビザは17種類あります。
※ご希望のビザをクリック、タップすると、そのビザの概要、必要書類、お申込みができるページへ遷移します。
- 商用(BUSINESS)ビザ
※B-1商談や会社設立手続き、B-2その他の商用活動、短期作業渡航、B-3スポーツビザなど
※短期、且つ、一時的な機械設置、メンテナンスやインストールなどの作業渡航は、裏書付商用ビザBUSINESS VISA WITH SPECIAL ENDORSEMENT(サブカテゴリーはB-2)を申請します。 - 観光(TOURIST)ビザ
※観光、知人訪問、インド伝統医学AYUSH~ヨガやアーユルヴェーダ、ウナニなどの短期受講 - 会議(CONFERENCE)ビザ
※C-1政府機関主催の国際会議参加、C-2政府機関主催以外の国際会議参加
※2018年11月28日から政府機関主催会議参加のためのe-VISA(eCONFERENCE VISA)の運用が始まりました! - 外交・公用(DIPLOMATICとOFFICIAL)ビザ
※D-1インドの外交官(外交パスポートのみ)、O-1インドの外交使節団に任命された非外交官(公用/サービス/特別パスポートのみ)など - 就労(EMPLOYMENT)ビザ
※E-1短期就労6カ月まで、E-2長期就労6カ月以上、E-3企業内転勤、E-4無報酬によるインドNGOに就労、E-〇X就労者の同行家族など - エントリー(ENTRY)
※X-1OCIカードを持たないインド出身者,X-2インド人との外国籍家族、X-MISC他のどのビザカテゴリーにも属さない滞在をする場合、X-SPスポーツ大会にアマチュアとして参加など - 商業撮影フィルム(FILM)ビザ
※F商業撮影目的渡航 - 企業研修インターン(INTERNSHIP)ビザ
※インターンビザは、学校卒業後1年以内の申請希望者に発給されます。 - ジャーナリスト(JOURNALIST)ビザ
※J-1インド政府認定のジャーナリスト、J-2左記以外、J-Tメディア、報道関係者のインド観光 - 治療ならびに患者の付添(MEDICAL and MEDICAL ATTENDANT)ビザ
※MED患者本人、MED-X患者の付添い - 宣教(MISSIONARY)ビザ
※M-1宣教師、M-1X宣教師の家族や同行者など - 登山探検(MOUNTAINEERING)ビザ
※MX登山探検 - インド公共事業配属訪問(PROJECT)ビザ
※P電力、鉄鋼事業所属の専門家、P-X左記の家族や同行者 - 研究(RESEARCH)ビザ
※R-1インド政府機関所属の研究員、R-2インド政府機関へ訪問者として、R-3二国間交換研究員など - 留学生(STUDENT)ビザ
※S-1大学留学生、S-2小中高校生、S-3一時発給(仮)ビザ、S-4短期留学など - 通過(TRANSIT)ビザ
※TRインド国内空港で乗り継ぎ他国へ - 国連関係者(UN DIPLOMAT/UN OFFICIAL)
UD-1インドに任命された国連外交官、UD-2インドを訪問する国連外交官など
それぞれのビザでは、申請者のインド滞在資格や目的の違いにより更に細分化されています。
1-2.インドe-VISA オンライン審査により発給されるビザとお申込み
次に、インドe-VISAについてなのですが、これはインド政府のビザ申請サイトでオンライン審査により発給されるビザです。
下記のとおり6つの渡航目的に対応してます。
- eTOURIST VISA 観光目的に発給されるビザ
- eBUSINESS VISA 短期商用目的に発給されるビザ
- eCONFERENCE VISA 会議参加目的に発給されるビザ ※2018年11月28日から運用が始まりました
- eMEDICAL VISA 短期病気治療目的に発給されるビザ
- eMEDICAL ATTENDANT VISA 上記短期病気治療滞在者の付添者に発給されるビザ(2人まで)
- eAYUSH VISA 短期のインド伝統医学(Ayurveda、Yoga、Unani、Siddha、Homoeopathy)による治療目的に発給されるビザ
- eAYUSH ATTENDANT VISA 上記インド伝統医学による治療滞在者の付添者に発給されるビザ(2人まで)
インドe-VISA申請時の必要書類や所要日数などの詳細とお申込みは、下記ページリンクでご確認ください。
VISA TIPS! レギュラービザとe-VISAでは連続滞在日数や入国回数が異なります!2019年8月インド観光e-VISA大幅緩和!
インドのレギュラービザとe-VISAで共通する渡航目的に「観光」「商用」「会議」「病気治療(付添いを含む)」「AYUSHインド伝統医学による治療(付添い含む)」がありますが、同じ渡航目的であってもレギュラービザとe-VISAとでは、ビザ自体の有効期間やインドでの連続滞在日数、入国回数の制限が異なります。 例えば、観光目的の場合、その違いは次のとおりです。
- レギュラービザ観光目的の場合:ビザ有効期間-180日間、1回のインド連続滞在日数-89日間、インド入国回数-マルチプル(制限なし)
- e-VISA観光目的の場合(2019年8月30日改定): ビザ有効期間-5年間、1回のインド連続滞在日数-179日間、インド入国回数-マルチプル(制限なし)
このように、ビザの取得方法の違いによりインド滞在条件が大きく変わってきますので、これからインド渡航を計画する方は、ご自身のインド滞在スタイルに合ったビザ取得方法で申請してください。
2.インドビザの取得方法
日本国籍渡航者がインドビザを取得する方法は3つあります。
2-1.東京インド大使館や大阪インド総領事館、福岡インド領事館(2024年秋から運用予定)でインド出発前までにビザを取得する
一般的なビザの取得方法です。
この取得方法では、申請者居住地管轄の大使館や総領事館で申請するわけですが、ビザ申請のために1回(開館日の午前中のみ)、ビザ受領のために1回(開館日の午後)、計2回往復するはこびとなります。
ビザ申請から受領までの所要日数は、最短でも3日かかります。
郵送でのやりとりもできますが、2~3週間かかります。
また、書類主義のインドでは、申請書や補足書類の内容を厳密にチェックしますので、不備を指摘されるとイチからやり直しとなります。
大使館・領事館往復が3回以上、所要日数も1週間以上となることも少なくありません。
このように個人でこの手続きをするにはいささか手間と時間を要するため、時間的余裕のある個人申請者以外の渡航者にはあまりお勧めできません。
ビジターズサービス部では、インド渡航者に代わってインドビザ代理申請を手続きしています。
インド大使館レギュラービザ申請 生体認証始まる!
東京インド大使館では、一部のインド大使館レギュラービザ申請者に対し2019年5月20日から指紋採取や顔撮影などいわゆる生体認証手続きを義務付けました。 インドビザ生体認証手続きは、日本国籍を所持しインド大使館で直接申請する方と東京、神奈川、千葉、埼玉に居住する外国籍の申請者を対象としています。 尚、大阪インド総領事館での生体認証はまだ始まっていません。(2019年6月8日現在) ※弊社がお客様に代わって申請する場合は、生体認証判断は不要です。
2-2.出発4日前までにインドe-VISA申請、承認を取り付け、インド到着時にe-VISA承認書を提示しビザを取得する ~緊急時にも有効です!
インドe-VISAは、インド入国前までに面倒なビザ申請をオンライン上で手続きし「ビザ発給承認」を得て、インドへ向かう方法です。
インド到着後は、指紋採取や顔写真撮影などの生体認証手続きを経て入国します。
インドe-VISA申請によるビザ取得方法では大使館や領事館を介さず手続きできることから、緊急時にも有効ですし、申請料も2016年3月以降リーズナブルになりました。
e-VISAは、暦年1月1日~12月31日期間中、2回まで申請できます。
ただし、渡航は、
- 観光 eTOURIST VISA
- 短期商用 eBUSINESS VISA
- 会議参加 eCONFERENCE VISA
- 短期治療 eMEDICAL VISA
- 短期治療滞在者の付添い eMEDICAL ATTENDANT VISA
- インド伝統医学による治療AYUSH eAYUSH VISA
- インド伝統医学による治療滞在者の付添い eAYUSH ATTENDANT VISA
上記6つの目的に限られています。
インドe-VISAは、2019年3月18日発給分からビザ条件が大幅に緩和されました。
特にインド観光e-VISAでは、従来の60日間ダブル/インド連続滞在60日以内から365日間マルチ/インド連続滞在179日以内へ変更され、手間のかかる大使館レギュラービザ(180日間マルチ/インド連続滞在89日以内)より条件が良くなっています。
更に、2019年8月30日申請以降のインド観光e-VISAでは、ビザ有効期間が5年間まで延長されています。 インド商用e-VISAは、365日間マルチ/インド連続滞在179日以内(従来60日以内)となっています。
インド短期治療・付添e-VISAとインド会議e-VISAは、インド入国期間規定の変更以外は従来通りです。
2-3.ビザを用意せずインドへ向かい、インドに到着してからアライバルビザを申請する。
2016年3月に復活、現在に至ります。
インドアライバルビザは、日本国籍渡航者だけに認められている手続きです。
※2018年10月から、韓国籍やUAEの渡航者もアライバルビザでの入国手続きができるようになっています。
インドアライバルビザは、商用、観光、会議、治療目的で渡航する申請者に対して発給され、入国条件は、最長60日間有効のダブルエントリーとなります。
インドアライバルビザは、インドに到着してから、visa on arrivalブースでビザの申請手続きを始めるので時間がかかります。
ビザブースに受付スタッフ不在、なんてこともよくあります。
申請~審査~結果までの間、インド入国の保証はありません。
万が一、ビザ発給が却下されるとトンボガエリの憂き目に遭います。
上級者向けの入国方法とも言えるでしょう。
料金は2000ルピー(約4,000円)です。
入国空港は、デリー、ムンバイ、バンガロール、チェンナイ、ハイデラバード、コルカタに限られます。
詳しくは、インド大使館ホームページでご確認ください。