バングラデシュビザについて 種類と取得方法 2024年最新
バングラデシュビザの概要
バングラデシュ入国を計画する日本国籍渡航者は、観光や商用、就労、留学などの滞在目的を問わず、バングラデシュ入国前までにビザを取得しておく必要があります。
バングラデシュビザの取得方法には、居住国にあるバングラデシュ大使館でビザ申請する、または、バングラデシュに到着した国際空港内でアライバルビザ(VOA。Visa on Arrival)を申請する、の二通りあります。
後者のバングラデシュ・アライバルビザ申請では、検疫を経たところにVOAブース(Visa On Arrival Booth)を設け、ビザ発給を手続きしているものの、行列ができていたり、審査官が不在だったり、手続きが煩雑であったりで、入国手続きがなかなか前に進まないことがあるので、日本出発前に、バングラデシュ大使館でビザを申請・取得し、バングラデシュ入国に備えておくことをお勧めいたします。
バングラデシュ大使館で申請するレギュラービザは、オンラインで申請から承認まで完結するe-Visa手続きと違い、申請書の作成や必要書類の準備、大使館へ行ってビザ申請、再度大使館へ行ってビザ受領、と、そこそこ時間や労力がかかりますから、バングラデシュへ渡航が決まったら、すみやかにビザ申請を手続きすることをお勧めします。
1.バングラデシュビザの種類
バングラデシュビザには、下記に掲げるビザカテゴリーがあります。 滞在目的にあわせて適切なビザを申請しましょう。※クリックすると各ビザ申請時の必要書類やお申込みページへ遷移します。
- バングラデシュ観光TOURISTビザ
VISA TYPE;T 観光、知人親戚訪問、会議やセミナー、展示会などに参加。 - バングラデシュ商用BUSINESSビザ
VISA TYPE;B 商談、会社設立手続きなど商用渡航全般。 - バングラデシュ就労EMPLOYMENTビザ
VISA TYPE;E 就労。バングラデシュ国内の企業/団体に所属し、報酬を得て働くこと。また、短期かつ一時的な機械メンテ、システム導入などの作業渡航。 - バングラデシュ留学生STUDENTビザ
VISA TYPE;S 就学。留学。 - バングラデシュ投資INVESTMENTビザ
VISA TYPE;PI 投資目的。設立した企業の管理や視察。 - バングラデシュ研究RESEARCHビザ
VISA TYPE;R バングラデシュ国内の大学や研究機関に所属し、研究や研修に参加。 - バングラデシュ公用/外交OFFICIAL/DIPLOMATICビザ
VISA TYPE;A 公務。または、一般企業/組織の従業員/所属員が、バングラデシュ政府が手掛けるプロジェクトに参加するための渡航。 - バングラデシュ非政府機関/NGOビザ
VISA TYPE;N NGO活動。 - バングラデシュスポーツSPORTSビザ
VISA TYPE;P スポーツ大会に参加。選手本人はもちろん、コーチ、トレーナーなど選手団に対して発給されます。 - バングラデシュ家族ACCOMPANING FAMILYビザ
VISA TYPE;F 家族。バングラデシュ国籍の方と婚姻・家族関係にある方に発給されます。 - バングラデシュ報道・メディアJOURNALIST MEDIAビザ
VISA TYPE;J 報道、取材、商業撮影。
2.バングラデシュビザの取得方法
2-1.バングラデシュ国際線空港に到着してから、バングラデシュ・アライバルビザ(Visa On Arrival)を取得する
バングラデシュ・アライバルビザは、空路でダッカやチッタゴンなどバングラデシュ国際空港到着後、VOAブース(Visa On Arrival Booth)にてビザを申請する手続きです。
バングラデシュ・アライバルビザは、空路での入国に限られており、陸路でバングラデシュに入国する場合は、検問所にVOAの運用がないため、事前にビザを取っておく必要があります。
この手続きでは、予想以上に時間がかかったり、予期せぬ書類を求められたりなど、様々なトラブルの報告が散見されるため、弊社ではお勧めしていません。
バングラデシュ・アライバルビザは、あくまでも緊急渡航時のもの、と心得ておいた方がよいでしょう。
バングラデシュ・アライバルビザは、下記国籍の渡航者に対して発給されています。
日本、韓国、中国、シンガポール、マレーシア、UAE、オマーン、サウジアラビア、カタール、クウェート、バーレーン、USA、カナダ、ヨーロッパ・シェンゲン協定国、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド
バングラデシュ・アライバルビザ申請時のトラブル例
- ブースに7~8名並んでいたが、前の申請者ともめているらしく、申請するのに3時間かかった。
- 業務目的で入国しようと申請したところ、招聘状提示を要請されたため、保存しておいた招聘状データのスマホ画面を見せたが、印刷したもの(紙)を提示しろと指示された。
※バングラデシュ・アライバルビザに限らず、バングラデシュ入国審査では、観光目的の場合は「バングラデシュ出国用航空券」と「ホテル予約確認書」を、商用目的の場合は「バングラデシュ出国用航空券」と「招聘状」を、それぞれ印刷したものを用意し、いつでもすぐに提示できるようにしておくことをお勧めします。
バングラデシュ・アライバルビザは、大使館レギュラービザと比べ、滞在可能日数が短く発給されることが多いため、滞在期間の延長を移民局へ申請しなければならないケースもあるかもしれません。
バングラデシュ・アライバルビザの運用は、ダッカ・ハズラット・シャージャラル国際空港やチッタゴン・シャーアマーナト国際空港など、国際線が就航する空港に限られます。
故に、陸路でバングラデシュ入国を計画する渡航者は、居住国でレギュラービザを取っておく必要があります。
2-2.駐日バングラデシュ大使館で渡航前までにビザを取得する
こちらが一般的なビザの取得方法です。
千代田区麴町にある駐日バングラデシュ大使館に赴き、ビザを申請します。
申請とビザ受領のため、最低2回は大使館を往復するはこびとなります。
ビザ業務はサービス業ではありません。申告内容の間違いや書類不備があるとその場で却下されます。
郵送での申請はできません。
サポート内容は、申請書作成、補足書類の事前確認や作成アドバイス、大使館でのビザ申請から受領までの一連の手続きとなります。
代行サービスをご希望の方は、上記「バングラデシュビザの種類」で、希望するビザのページへ遷移し、必要書類や代行手数料などを確認のうえ、お申込みください。
バングラデシュ大使館では、上記のビザ申請の窓口に加えてその他のバングラデシュ人向けのサービスも一括して受け付けている関係でビザ申請窓口の受付時間が限られております。
駐日バングラデシュ大使館では、以下の様にセクションによって受付時間が異なります。
ビザの申請時間;月曜日〜金曜日の午前10:30-11:30
ビザ付きパスポートの返却時間;14:00-15:00
上記が基本的な受付時間ですが、ラマダン(イスラム圏の断食)期間中やその他バングラデシュ国内の独立記念日などの祝日がある場合は申請時間が変動しますのでご注意ください。